ホーム >> 本・音楽 >> 夏目漱石「吾輩は猫である」読了

夏目漱石「吾輩は猫である」読了

投稿者 fujimoto:2008年11月18日 15:29

夏目漱石「吾輩は猫である」(新潮文庫)読了。★★★
読もうと思ったきっかけは、久世光彦「書林逍遥」。
久世さんの書棚には、つねに7~8冊「吾輩は猫である」の文庫本があったらしい。
旅先で、買い求め、繰り返し読んでいたとのこと。
向田邦子さんも、愛読書として「吾輩は猫である」をあげていたらしい。
正直ちょっとてこずった。なかなか読みすすめない。
これといったストーリーがなく、
猫の主人とその友人たちの雑談と、
猫の独白が続く。これがまた結構、長い。
久世さんによると、繰り返し読んでいると、
上手な落語を聞くように、味わい深くなるらしいが、
どうだろう。
ただ最後の、猫が死んでいくところは、
せつなさが、軽くて、深い。好きだ。

【本・音楽】

この記事が気に入ったら、クリックしてください→人気blogランキングへ

※スパムコメントの増加により、一時的にコメント欄を封鎖しています。