橋本治・内田樹「橋本治と内田樹」(ちくま文庫)読了。
対談集。
橋本治という作家は、「わかりにくい、とらえにくい」ということで、
ほとんど書評に取り上げられず、
橋本治についての評論もないらしい。
私も読んだことない。
橋本治ファンである内田樹が、
橋本治の魅力を浮き彫りにしていこうというのが、
本書の狙いらしい。
前半、なんとなくグズグズ読んでいたのだが、
病院への電車内で、読み出したら、
急にギアが入り、
(二人の呼吸が合いだしたのか、読書環境が変わったからなのか)
帰りのモノレールを逆方向に乗ったりして、、
(千里中央→南摂津→少路)
一気に読み終えた。★★★
橋本治という人が、才能に富んだ、
かなりユニークな作家だということはわかったが、
その作品を読むかと言われれば、うーん。
8月29日(月)
O病院に行く。
一人(家人の付き添いなし)で行く。
N先生、「とくに問題ないので、予定通り治療をすすめる」。
とりあえず、きょうから1週間、服用休止。
とても、うれしい。
少しブログの更新が滞ったり、体調のことを書かなかったりすると
「大丈夫か?」と心配のメールが届いたりします。
ありがたいことです。
このブログを闘病記みたいにしたくないので、
あまり体調のことには触れないのですが、
時たまは、やっぱり報告しないといけませんね。
そこで、近況報告です。
抗がん剤治療スタートして1カ月。
服用2週間、休止1週間のローテーションで、
いま2回目の服用期間。
前回より、副作用(だるい、気分悪い、食欲不振)は、
軽減されています。
もちろん、調子悪くて、一日ぐったりという日もあります。
調子のいい日は、朝夕、涼しい時間に散歩し、
少しずつ距離を延ばしています。
10分から初めて、最近はやっと30分くらい。
ヘロヘロ歩いていたのが、
足取りが少しずつしっかりしてきていると思います。
ただ、基本的な体力の衰えは驚くばかりで、
体力回復は、自分のイメージよりかなり遅いという実感。
何より、しっかり食べることができない(質量ともに)、
副作用による食欲不振もあり、
(好き嫌いができ、「ツワリ妊婦みたい」、と家人を困らせています)
体重は、退院時より2~3kg減ってしまいました。
妹のおススメ、「がんに勝つジュース」は、
ずっと続けています。
涼しくなったら、職場復帰と、当初は思っていましたが、
今の調子では、
どうやら、9月も自宅療養になりそうです。
何より、頑張って食べるようにしないと。
伊集院静「いねむり先生」(集英社)読了。
いま書店にいくと伊集院静の本が各種並んでいる。
ちょっとしたブームなんだろうか。
ブームに乗る気はないが、
いねむり先生が、色川武大/阿佐田哲也らしいので、
読む気になった。
途中まで、「これ小説なのかな」と思っていたが、
ある競輪場に行ったあたりから、
一気にテーマがはっきりしてくる。
「なるほどなあ」と感心。
小説の終わり方も、さりげなくて好きだ。★★★
山折哲雄「にっぽん巡礼」(創元社)読了。
タイトルからすると、聖地巡礼を連想するが、そうではない。
もちろん、山折哲雄さんだから、
宗教、日本人の心といったテーマが並ぶことになるのだが、
肩ひじ張らない、比較的軽い語り口のエッセイになっており、
読みやすかった。★★★
出版が「創元社」、
あっ、まだあるんや!(失礼)
大阪の出版社なのだが、頑張っているなあ。
エライ!
妹から、
「今ある がんに勝つジュース」(新星出版社)という本が
送られてきた。
やってみようということで、
まずジューサーを選び購入。
「ヒューロム スロージューサー」
4万円弱、高いけど、仕方ない。
このジューサーの特徴は、「低速圧縮絞り」。
ゆっくりすりつぶすので、
酵素や栄養素が、破壊されないらしい。
リンゴ、ニンジン、オレンジ、キャベツ、レモンでつくってみる。
おいしい。
身体によさそう。これなら続けられそう。
ただ、準備、後処理などは、意外に大変(家人が)。
少し前のことだが、
わが家の猫「タク」が、私の退院を待っていたかのように死んだ。
16歳。人間でいえば、90歳くらいらしいから、まあ大往生。
トイレに行けず、不始末をしたのを機に、
以後、約2週間、水以外の一切の食物を拒否。
でっぷりデブ猫だったのに、
最後は、やせて半分以下、軽くなっていた。
退院から3日後、まるで、即身物のように、
静かに死んでいった。
天晴れであった。
あまりの哀しみに、「もうペットは飼わない」と
家族は云っていたが、
どうだろう。
立松和平「ぼくの仏教入門」(ネスコ/文芸春秋)読了。
インドでの放浪、仏教との出会い、修行体験など、
前半は面白かったのだが・・・
後半、飛ばし読みになってしまった。★★★
もっと、道元についての記述が多いと思っていた。
(立松さんに頼るな、自分で読めよ!)
8月8日(月)
抗がん剤服用2週間経過。
主治医N先生の診断を受ける。
「予定通り、2週間服用、1週間休みの
ローテーションで行こう」とのこと。
今日から1週間服用せずにすむのは、うれしいが、
すぐラクになるのか、どうか。
もしそうなら、この1週間で、
少しでも基礎体力を戻したいのだが・・・
(ま、あせらず、あせらず)
左鎖骨骨折のリハビリ中に、
それどころではない病気が見つかり、
2、3カ月、ほとんど身体を動かさなかったので、
左肩が、痛い。肩甲骨、肘も、痛い、だるい。
というので、千里中央のF整形外科に行く。
レントゲンを撮り、腕を動かすと、
「あらら、すっかり固まっとる。
まあ、五十肩みたいなもの。
気長にやるしかない」とのこと。
やれやれ。
電気療法、高周波療法、
ロープを使ったリハビリ。
すっかり疲れて、タクシーで帰る。
抗がん剤治療(朝夕 服用)をはじめて10日。
2週間服用し続け、1週間休むというローテーションらしい。
3日目あたりから、だるい、食欲不振といった副作用があり
(といってもそんなにひどくはない)、
読書意欲もシュルシュルと減退。
少し調子のよい日は、涼しくなってから、
近所を散歩(15分くらい)するが、
これでは、衰えた筋肉を回復するにはほど遠い。
とりあえず、しっかり食事をとらないといけないのだが・・・・
あせらず。あせらず。