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水野 弥穂子 訳「正法眼蔵随聞記」読了

投稿者 fujimoto:2012年6月30日 10:15

水野 弥穂子 訳「正法眼蔵随聞記」(ちくま学芸文庫)読了。
曹洞宗の開祖・道元の弟子、懐奘が、
道元禅師に随時し、
折にふれ弟子たちに説いた言葉や、
道元との問答を克明に筆記したのが『正法眼蔵随聞記』。

何度か立ち止まりながら、ようやく通読できた。
なぜ立ち止まったのか
道元禅師の教えが、冷徹で、厳しすぎるように思えたからだ。
とくに「出家」には、「すべてを捨て去り、ひたすら修行に努めよ」とある。
それなら、「在家」である私たちは、どうすればいいのか。
そのあたりが、しっくりこない。
親鸞上人の「実は私もあの世には行きたいと思わないんだ。
そんな私たちだからこそ、阿弥陀如来は、
私たちに思いを寄せてくださるのではないか」
といったような、たうたうような温もりが感じられない。

まあ、一度通読しただけだし、
道元の「正法眼蔵」を読みこなす自信もないので、
もう少し、周辺をウロウロしてみよう。

【本・音楽】

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