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「武士の一分」観る

投稿者 fujimoto:2007年1月25日 11:42

会社帰り、梅田ピカデリーで、
山田洋次監督の藤沢周平時代劇映画化三部作の
三作目「武士の一分」を観る。
よくできている。すみずみまで気が配られている。
木村拓哉も好演。★★★★
だが、前2作と同様、
観終わった後、「うーん、よかった」という思いが、
胸いっぱいにひろがる(それなら、★5個)ことはない。
なぜだろう。なにが足りないのか。
藤沢作品の映像化でいえば、
NHKの「三屋清左衛門残日録」
(仲代達矢主演、これが最高によかった)のほうが好きだ。
たぶん、山田監督の映画は、
シリアスな面(主人公の置かれている状況、運命の過酷さなど)が
強く出すぎているのではないか、
藤沢作品のもつ、もうひとつの魅力、
おかしみの部分(ユーモア、ゆとり、のびやかさ)が足りないのだろう。
ひょっとしたら、時間的な制約の大きい映画より、
テレビに向いているのかもしれない。

【スポーツ、テレビ、映画など】

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