吉本隆明「良寛」(春秋社)読了。★★★
良寛は曹洞宗の寺で修行した僧侶だが、
世俗的な僧侶のポジションを捨て、
思想家、文学者として生きた人。
道元の示唆する「阿羅漢」の道を選び、
ひたすら無執着で自然の風物を眺め、
自分のこころと同じものとして受容する生活に徹した人。
水上勉さんとの対談や、
瀬戸内寂聴さんの作品「手毬」についての批評は面白かったが、
詩歌や書の分析などは、結構難しいので、かなり飛ばし読み。
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