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ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」読了

投稿者 fujimoto:2008年8月27日 17:01

ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟1~5」(光文社文庫)読了。
やっと、終わった。
途中で投げ出すのではないかと、心配していたが、
思ったよりスムーズに読み終えることができた。
達成感あり。
十分に読みこなせたとは、とても思わないが
(大変重層的な小説なので)、面白かった。★★★★
短いエピローグと、長い解題(訳者による解説)からなる
第5巻を読み終えて、
いくつかの疑問点、不審点が一気に解決した。
たとえば、主人公アリョーシャの存在感の薄さや、
本筋とは関係なく延々と続く少年たちのエピソードなど。
実はこの小説は、「第一の小説」であり、
引き続き続編「第二の小説」が書かれる予定だったらしい。
「第二の小説」では、アリョーシャは、聖なる人ではなく、
革命家となり、皇帝暗殺者のグループを率いて
処刑台に送られる。(この説が有力とされている)
そう聞くと、ぜひ「第二の小説」を読んでみたくなるが、
それはもちろん叶わない。
次、もうすこしラクに読める本さがそう。

【本・音楽】

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