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武田百合子「富士日記(中)」読了

投稿者 fujimoto:2010年3月24日 18:17

武田百合子「富士日記(中)」(中公文庫)読了。
★★★
●飼い犬が死んでしまう。
著者は、それを結構長く引きずる。
わが家にも老猫がおり、他人事とは思えない。
●同じ別荘地に、大岡昇平夫妻が住んでおり、
頻繁に行き来している。
すごく仲が良い。
お互いに、深く敬愛しており、
それが心地よい。
●食事のメニューはよいが、
買い物リストは、いちいちメモしているのだろうか、
百合子さんは、すごく記憶力がよいのだろうか。
●この日記には、社会的な事象の記述がほとんどない。
興味がないのか、わざと書かないのか。
●一方、木、花、草などの植物、
リス、イタチ、ネズミなどの小動物や小鳥といった
生き物への視線は、鋭く、深い。

なんだか、このところ、
ずーっと「富士日記」読んでる気分。

【本・音楽】

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