ホーム >> 本・音楽 >> 「神の発見」読了

「神の発見」読了

投稿者 fujimoto:2005年8月10日 19:18

「神の発見」五木寛之・森一弘(平凡社)読了。★★★★
ブッディストである五木氏が、カトリック司教である森氏に、
キリスト教について、話を聞くという対話集。
キリスト教がテーマではあるが、
仏教についての話も頻繁に出てくる。
五木氏は、ひとつの宗教の中だけでは、
21世紀の心の問題は、語ることができないと、
考えているのだろう。
心に残ったのは、原理主義の方向に向かえば、
ピュアに厳格になるが、混沌とした
豊かなるものは失われていく、ということ。
まあ、当たり前か。

五木寛之。
ベストセラーのかたちをとりながら、
人々の少し先に、灯りをともしていく、
(この書も、そうだろう)
批評家としての先見力、ポジションのとり方を、
私は、高く評価する。

さて、次は、話のなかで登場する
「ダ・ヴィンチ・コード」を、読んでみようかな。

【本・音楽】

この記事が気に入ったら、クリックしてください→人気blogランキングへ

※スパムコメントの増加により、一時的にコメント欄を封鎖しています。