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「団塊が電車を降りる日」読了

投稿者 fujimoto:2005年8月 5日 14:55

トランジットライフ マーケティング白書「団塊が電車を降りる日」
編著:辻中俊樹(東急エージェンシー)を読了。★★★
この書の特長は、単にマーケティングデータに基づき、
団塊世代を分析することではなく、
可能な限り、生活者の生の声を拾上げ、
そこから浮かび上がる「団塊世代の男性像」、
そして、「彼らは、どこに行くのか」を提示するところにある。
私自身が、団塊世代なので、
ここで語られていることのほとんどが、
「おっしゃる通り」「そうだよな」で、
あっというまに読み終わってしまった。
ただ、団塊世代が特殊な世代でもなんでもなく、
結局、そのボリュームに、マーケティングとしての意味がある
という指摘は、再確認しておくべきことだろう。
前の世代の大学進学率が、15%であるのに対して、
団塊世代の進学率は、20%。
たかだか5%伸びただけで、大学生の実数は倍増。
世の中、大学生であふれんばかりなイメージになってしまった。
全共闘運動などもあって、ほんとに、そうだった。
実際は違っていたのに。
こういう現象が、象徴的だろう。

【本・音楽】

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