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『高橋たか子の「日記」』読了

投稿者 fujimoto:2005年9月 2日 12:35

『高橋たか子の「日記」』(講談社)読了。★★★★
高橋たか子は、高橋和巳の奥さんで、といっても、
若い人にはわからないかもしれない。

1980年に、それまでの小説家である自分を捨て、
フランスでキリスト教の尼さんの生活を送り、
やがて、日本に戻り、それまでとはまったく違う
(らしい。それまでは読んだことがない)
小説、エッセイを発表している。

キリスト者である高橋たか子に、
キリスト者でない自分が、
強いシンパシーを感じる。なぜだろう。
いま、最も信頼できる作家。

私は、フランスから帰ってきて以後の小説、エッセイを
ほとんど図書館で借りて読んだ。
(この人の本は、ほとんど書店にはない)

『高橋たか子の「日記」』は、小説や、エッセイにある
緊張感や透明感、引き込まれる感じはないが、
へえー、というエピソードや、
いかにも高橋たか子らしいコメントも随所にあり、
高橋たか子ファンなら、十分楽しめる。

【本・音楽】

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