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堀田善衛『上海にて」読了

投稿者 fujimoto:2009年12月18日 13:10

堀田善衛『上海にて」(集英社文庫)読了。
★★★★★
終戦前後の約2年間を著者は、上海で過ごす。
この本は、その10年後、上海を再訪した際の
紀行エッセイ。
カバーには、紀行エッセイとあるが、
むしろ、あとがきで大江健三郎氏の言う
「重い決定的な十年を挟んで対峙するかのごとき
二つの上海の間を飛び交う想像力の展開」
といった表現がふさわしい。
先に読んだ『上海日記」は、
この本を読むことで報われた。
おそらく、この本は、
著者にとって、最も重要な著作だと思われる。
読み終えて、「深い深呼吸を一つ」。

【本・音楽】

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