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武田百合子「富士日記(上)」読了

投稿者 fujimoto:2010年3月 8日 10:34

武田百合子「富士日記(上)」(中公文庫)読了。
小川洋子、川上弘美のエッセイで
この本が取り上げられ、評価されていた。
わが家の本棚にもあったので、
読んでみることに。★★★
著者は、作家・武田泰淳の奥さん。
富士山麓の武田家の別荘での
日々の暮らしがつづられている。
食事のメニュー、買い物リスト、
近隣の人々とのやりとりなど、
どおってことないことが書かれているのに、
読みすすめているうちに、
百合子ワールドにはまっていく。
やはり、武田百合子という人の魅力が大きい。
百合子さんは、よく働く。
朝昼晩、しっかり食事をつくる。
よく食べる。朝からカレーも食べる。
運転もする、雪道も走る。
たまに飲酒運転もする。
湖で泳ぐのが好き。素っ裸で泳ぐ時もある。
可哀想だからと、瀕死の鳥のひなに砂をかぶせ、
足で踏んづけてしまう。
ひとことでいえば、添加物の入ってない人。
(中)(下)とさらに読みすすめるにつれて、
もっと面白くなるのだろうが、
結構ボリュームもあるので、
ここ(上)でいったん休憩することに。
また、ぼちぼち読んでいくことにしよう。

【本・音楽】

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