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カズオ イシグロ「日の名残り」読了

投稿者 fujimoto:2011年4月14日 13:44

カズオ イシグロ「日の名残り」(ハヤカワ文庫)読了。
★★★★
村上春樹「雑文集」で、春樹さんが絶賛していた
長崎県生まれの英国人作家カズオ イシグロ。
全然、知らなかった。
本屋で探すと、文庫で4~5冊並んでいた。
初期の代表作らしい「日の名残り」を購入し、読了。
老執事が、休暇旅行中に、過去を回想していく。
かっての女中頭を訪ねる部分がハイライト。
哀しくせつない。そして作者の目線は、限りなく優しい。
この部分は、地下鉄御堂筋線で読んでいたのだが、
涙が止まらず、
かなり具合の悪いことになってしまった。
さらに、丸谷才一の解説を読んで、
「そこまで読まないとだめなのか」と感心、
うーんと唸ってしまった。
そして、地下鉄を降り、千里中央の田村書店に直行。
短編集『夜想曲集』を購入してしまった。

【本・音楽】

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