堀田善衛「天上大風」(ちくま文庫)読了。★★★★
1986年から1998年まで筑摩書房のPR誌『ちくま』の
巻頭エッセイとして連載された同時代評からセレクトしている。
ベルリンの壁の崩壊など20世紀末の出来事、
ナチス、古代ローマ、スペイン戦争、キリスト教などなど、
そのほとんどが、ヨーロッパにかかわるテーマ。
こちらに基礎知識がないので、
時々、立ち止まってしまう時もあったが、
端正で知的、それでいてやわらかな文章にひかれ読了した。
ところで、いま「ちくま」の巻頭エッセイは
だれが書いてるのだろう、ネットで調べたら、
なだいなだ、佐野眞一とある。2本立てだ。
なるほど、堀田善衛みたいな人いないもんね。
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