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山本七平・小室直樹「日本教の社会学」読了

投稿者 fujimoto:2012年5月 7日 10:39

山本七平・小室直樹「日本教の社会学」(講談社)読了。
面白かったが、歯ごたえがあって、
読みすすめるのに時間がかかった。

山本氏の言葉、
「『日本人』は,特定の宗教はないって言われてるけれども,
非常に厳格な"受容と排除"の基準があると発見したんだ。
非常に強力な根本主義"ファンダメンタリズム"。
それが「日本教」という発想の原点。」

対談の形式になっているが、
山本氏が発見した「日本教」を元に、
日本国、日本社会、日本人を検証している。
同時に、「日本教」を、小室氏が、自らの学問的手法を使って、
体系化している。★★★★
この本は、1981年に出版されている。
ここで示されている日本の独自性は、
戦前から、戦後、そして現在においても変わらない。
そのことを私も含めて、ほとんどの日本人が無意識であることに驚く。
それと、改めて、民主主義って、難しいものなんだと思う。

【本・音楽】

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