ケン・シーガル『Think Simple 』(NHK出版)読了。
アドミレーションセンターの代表取締役社長から、
「面白い」と教えられたのが、この本。
中期経営計画の作成中ということもあり、
「代表が読んだ本は、私も読まねば」と、早速購入し、読むことに。
著者のケン・シーガルは、
広告代理店のクリエイティヴディレクターとして、
長年スティーブ・ジョブズとともに働いてきた。
いわゆるノウハウ本ではない。
最初、スティーブ・ジョブズにまつわる、エピソードが繰り返され、
「この本自体が、『Simple じゃあないじゃん』と
ちょっと意地悪く思っていたのだが、
すぐに、さまざまなエピソードの核にあるのが『Simple哲学』という、
著者の意図が理解でき、以後は、興味深く読んだ。
この本の魅力は、
・製品づくり、広告マーケティングの最前線のエピソードを
具体的に、リアルに再現していること。
スティーブ・ジョブズの意外な面も紹介されている。
・そして、スティーブ・ジョブズが、「クリエイティブ」というフィールドに
立って考え、行動していること。
商標権の件で、異議を唱えるものに「弁護士なんてくそ食らえ!」と
一言で、粉砕してしまうあたりは痛快。
(仰ぎ見るような存在だが)
「クリエイティブ」という同じフィールドにたつものとして、
親しみや、共感を覚えながら読みすすむことができた。★★★★
でも本書にもあるように『Simple』を貫き通すのは容易ではない。
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