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佐々木幹郎「瓦礫の下から唄が聴こえる」読了

投稿者 fujimoto:2013年1月10日 21:55

佐々木幹郎「瓦礫の下から唄が聴こえる」(みすず書房)読了。
第20回萩原朔太郎賞を受賞した詩人が綴った詩文集。
佐々木幹郎、懐かしい名前だ。
3・11以後、佐々木さんは、
津軽三味線の高橋竹山さん(二代目、女性)とともに、
被災地を巡っている。
竹山さんの演奏と唄、佐々木さんの詩の朗読、
その後、被災地の人々の体験談を聴くというスタイル。
佐々木さんは、東日本大震災で亡くなった方々の鎮魂のために、
表現者として、被災地の人々の言葉を編み、
新しい津軽三味線の口説き説(語りもの)を
つくろうとしている。
静かな語り口が、よい。★★★

【本・音楽】

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