ホーム >> 本・音楽 >> 保阪正康 /姜尚中「戦争と天災のあいだ」読了

保阪正康 /姜尚中「戦争と天災のあいだ」読了

投稿者 fujimoto:2013年1月12日 08:59

保阪正康 /姜尚中「戦争と天災のあいだ~
記録の改竄、記憶の捏造に抗して」(講談社)読了。

北海道新聞では保阪正康さんの監修のもと、
「現代への視点~歴史から学び、伝えるもの」
という企画を継続している。
本書はその活字化の第1弾として
2011年のフォーラム「20代と考える戦争と大震災」をまとめたもの。

関東大震災の後、
ぼんやりとした不安感と漠然とした恐怖感が世を覆い、
やがて外へ向けた強権的な社会心理があらわれ、
昭和初期の暴走につながったことなど、
保阪さんの話が鋭い。説得力がある。
一次資料にあたり、当事者に話を聞くなど、
地道な取材に裏打ちされているからだろう。
★★★★

【本・音楽】

この記事が気に入ったら、クリックしてください→人気blogランキングへ

※スパムコメントの増加により、一時的にコメント欄を封鎖しています。