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村上春樹「中国行きのスロウ・ボート」読了

投稿者 fujimoto:2010年2月18日 18:21

村上春樹「中国行きのスロウ・ボート」(中公文庫)読了。★★★
小川洋子「博士の本棚」で、この本が取り上げられていた。
小川さんは、村上さんの小説に影響を受けており、
とくに、この「中国行きのスロウ・ボート」は、
繰返し繰返し読んだとあり、読んでみたくなった。
村上春樹最初の短編集で、全部で7編、
発表年代順におさめられている。
読みだして、どうもピントが合わない。
なぜだろうと思っているうちに、
最後の3編は、まあ面白く読めた。
冒頭に、最初からの4編は、
「羊をめぐる冒険」以前に書かれたもので、
後の3編は、「羊」以降に書かれたとある。
「羊をめぐる冒険」が、
村上春樹の小説の、
「何か」が確立した時期になるのだろうか。
個人的には、村上さんの場合も、
短編より、長編のほうが好きだ。

【本・音楽】

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