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2012年5月28日

副島隆彦「金・ドル体制の終わり」読了

副島隆彦「金・ドル体制の終わり~もうすぐ大恐慌」(祥伝社)読了。
欧州債務危機(ソブリン・リスク)から世界大恐慌へ。
2012年が大恐慌突入の年になる――著者が一貫して説きつづけてきたことが、いよいよ現実化する。
これからヨーロッパの大銀行が潰れ(国有化と吸収合併)、
そして欧州危機はアメリカへも波及。
世界は未曽有の「激しいデフレでありながら激しいインフレを伴う」恐慌に襲われる-

副島氏の預言が的中するのか、
世界、経済、金融がどうなっていくのか、
注視していこうと思う。
★★★

投稿者 fujimoto : 11:56 | コメント (0)

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2012年5月24日

宮部みゆき「蒲生邸事件」

宮部みゆき「蒲生邸事件」(文春文庫)読了。
佐藤優さんが、「2・26事件当時の時代の空気を
知るためには、本書がよい」とのことで、読み出した。
宮部さんの作品は初めて読む。
私は、ほとんど小説は読まないのだが、
空気を知るということでは、少し物足りない気分。
(まあ、ある意味、読み方が不純だよね)
小説としては、★★★??
ただ、最終章のまとめ方が鮮やかで、
なるほど、人気が高いはずだと思った。

投稿者 fujimoto : 17:58 | コメント (0)

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「震災後のことば 」読了

「震災後のことば―8・15からのまなざし―」(日本経済新聞出版社)読了。
8・15 敗戦を体験した文学者・思想家7人が
3・11後の日本、日本人がどうあるべきかを語る。
吉本隆明 、 山折哲雄 、 古井由吉 、 中村稔 、
竹西寛子 、 野坂昭如 、 桶谷秀昭
それぞれが、軽々に考えを述べているわけではない。
絞り出すように語る言葉は、真摯にとらえることができた。
★★★★
そうか、吉本隆明さんは、もう居ないんだなあ。

投稿者 fujimoto : 17:33 | コメント (0)

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2012年5月23日

鈴木宗男・魚住昭・佐藤優「鈴木宗男が考える日本」読了

鈴木宗男・魚住昭・佐藤優「鈴木宗男が考える日本」(洋泉社)読了。

収監1年、公民権停止中にして政党の党首――
再起動した鈴木宗男とともに、魚住昭・佐藤優が日本を語る!

まあ、面白かった。★★★★
鈴木宗男という政治家は不思議な存在だ。
戦後保守政治家の末裔というとらえ方がポイント。
網走のさらに僻地の寒村で育った、
そのあたりが原点らしい。

(洋泉社のPR文をコピー・ペースト)

東日本大震災、福島第一原発事故、TPP、
二〇一二年に相次ぐ可能性がある主要国首脳交代など
国内外ともに大きな変化のなかに現在の日本はある。
変わらざるをえない状況にあるなかで、
いま日本に必要なものは何なのか?
思考停止に陥った安易な反新自由主義論や
机上のエネルギー論・安全保障論とは一線を画した、
戦後保守政治家の末裔・鈴木宗男とともに
ジャーナリスト魚住昭と元外務官僚・佐藤優が
日本の政治、そして日本のこれからを語る!

投稿者 fujimoto : 10:08 | コメント (0)

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2012年5月22日

退院

一週間入院し、本日退院。
さきほど、わが家に帰ってきました。

5月16日(水)、腹痛、嘔吐感で、
救急外来へ。
CT検査で、即入院。
手術後の腸が、癒着、変形したとの事。
幸いにも翌日、自然に変形が解消され、手術は免れました。
今回の検査で、再発・転移のチェックもしてもらいましたが、
いまのところ問題なしとの事でした。

ただ、2日間の絶飲、3日間の絶食がきいて、
ついに、体重50kgを切ってしまいました。
食生活についても、
もう一度基本に帰ってやり直しになります。

今回については、抗がん剤服用1年まで
あと2カ月少々、ということで、
ここのところ、少し気持ちがつんのめっていたのかもしれません。

「あんまり調子に乗るな。当分おとなしくしていろ!」
という天の声のようです。

投稿者 fujimoto : 15:44 | コメント (0)

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2012年5月12日

「天満橋」駅すぐの、 居酒屋「みやい」

事務所の帰り、
久しぶりに寒いので、
地下鉄「天満橋」駅すぐの、
居酒屋「みやい」に寄る。
退院後初めて。
暖簾をかけたところ、
他の客はいない。
お母さんも若夫婦も元気そうだ。
いつものように、カウンターの端っこに座り、
熱燗とおでん3種を注文。
若旦那が、熱燗を運んできて、
おそるおそる、
若「お客さんですよね」
私「そうです」
若「ずいぶんお痩せになったので声をかけていいかどうか・・・」
私「ちょっと病気して、来れなかった」
若「しばらくお見えにならないので、どうされたんだろうと
  みんな心配していました」
会話は以上。
こうあってほしいという展開通り。
あとは、酒をちびちび、おでん、鯖塩焼き、
おにぎり1個(半分残した)を
ゆるゆる食べながら、読書。
お勘定1500円。
読書できる居酒屋「みやい」、いいね!

投稿者 fujimoto : 08:54 | コメント (0)

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三浦朱門・曽野綾子「夫婦口論 」読了

三浦朱門・曽野綾子「夫婦口論 」(育鵬社)読了。
二人とも、作家で、クリスチャンで、80歳を超えている。
著書を読んだことは無いが、
宗教的なテーマも話題になっているのではないか、
気軽に読めるのではないか、と思って、読み出した。
説教臭かったら、すぐ読書中断のつもりだったが、
予想よりはるかに面白かった。
話のベースにキりスト教があって、
私には心地良かった。
(もちろん私は、キリスト教徒ではない)。
二人とも、「サムシング・グレート」(=神)の存在を感じているらしい。
海外援助活動の話、
伊勢神宮の話、砂漠への思いなど、
「ほお―!」
正直、感心した。★★★★

投稿者 fujimoto : 08:26 | コメント (0)

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2012年5月 8日

大谷和利「スティーブ・ジョブズとアップルのDNA」読了

大谷和利「スティーブ・ジョブズとアップルのDNA」(マイナビ)読了。
2011年10月5日、スティーブ・ジョブズが亡くなった。
時をおかず、書店に、スティーブ・ジョブズ関連本が数多く並んだ。
その狂騒ぶりに、ちょっと「なんだかなあ」ということで、
読むのをためらっていた。
著者の大谷氏はテクノロジーライター。
スティーブ・ジョブズやアップルについての著書も複数。
「少し時間をおいて、冷静に著述したのだろう」と思って
読み出したが、奥付を見ると、初版2011年12月20日とある。
なんだ、一緒じゃないか。
とはいうものの、
やはり、スティーブ・ジョブズは、希有な人だ。
本の帯に、
「常識に"No"と言い続けた不世出の天才・スティーブ・ジョブズと、時価総額"No.1"にまで登りつめたアップル。なぜ彼らが成功したのか、その核心(DNA)を紐解き、人生とビジネスの本質を解き明かす」とある。
前半は面白かったが、
後半は、同じような内容の繰り返しに思えて、少し退屈した。
★★★

投稿者 fujimoto : 22:26 | コメント (0)

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2012年5月 7日

山本七平・小室直樹「日本教の社会学」読了

山本七平・小室直樹「日本教の社会学」(講談社)読了。
面白かったが、歯ごたえがあって、
読みすすめるのに時間がかかった。

山本氏の言葉、
「『日本人』は,特定の宗教はないって言われてるけれども,
非常に厳格な"受容と排除"の基準があると発見したんだ。
非常に強力な根本主義"ファンダメンタリズム"。
それが「日本教」という発想の原点。」

対談の形式になっているが、
山本氏が発見した「日本教」を元に、
日本国、日本社会、日本人を検証している。
同時に、「日本教」を、小室氏が、自らの学問的手法を使って、
体系化している。★★★★
この本は、1981年に出版されている。
ここで示されている日本の独自性は、
戦前から、戦後、そして現在においても変わらない。
そのことを私も含めて、ほとんどの日本人が無意識であることに驚く。
それと、改めて、民主主義って、難しいものなんだと思う。

投稿者 fujimoto : 10:39 | コメント (0)

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