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2012年3月31日

中谷 巌「資本主義はなぜ自壊したのか 」読了。

中谷 巌「資本主義はなぜ自壊したのか 」(集英社)読了。
中谷氏は、アメリカ流の
新自由主義、グローバル資本主義の急先鋒であった。
小渕内閣時、経済戦略会議のリーダーであり、
この方針をぐんぐん進めたのが、小泉・竹中コンビ。
今日、さまざまな歪みが露呈している。
本書は、新自由主義、グローバル資本主義をすすめてきたことを
懺悔する書らしい。
しかし、そしたら今後、どうしていくべきなのか、
具体性に欠け、フワフワしているし、
結果が見え始めてから、後差しジャンケンみたいに、
主義主張を変更するのは、言い訳がましく聞こえ、
個人的には、「信用ならん」気持ちがする。★★★
アメリカ文化についての内容は、
参考になった。

投稿者 fujimoto : 23:01 | コメント (0)

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2012年3月30日

鮨「きた岡」

「おいしい寿司が食べたい」と家人。
千里中央にはないので、
ネットで「北摂、寿司」で検索。
あら、「きた岡」が石橋でやっている。
以前、豊中駅近くにあったのが、移転していた。
木曜6時に予約し(金曜は一杯で断られた)、少し早く入店。
この店は、おまかせコース(5000円)しかなく、
すぐに握り始めるが、
6時過ぎに3人来客。
一人きりで切り盛りしているのと、
隣の70歳過ぎの老夫婦の旦那が、
本来断っている、刺身、酢の物、焼き物などを予約していて、
手間がかかり、一気にペースダウン。
私には、ゆっくりで、逆にありがたい。
鯛、烏賊、マグロ漬け、マグロとろ、
とり貝、しまアジ(背)、ウニ、赤貝、
鰻、しまアジ(腹)、タコ、車エビ、
太刀魚、アナゴ、平目、
一貫ずつ、小ぶりな寿司が15種、
間を置いて出てくる。
どれも美味しい。
大将と隣の老夫婦、男性一人客、
5人でいっぱいいっぱいらしく、
電話で、本日の客は断っていた。
老夫婦も大将の話も面白く、
おしゃべりしながら、ゆっくり食べていく。
お酒は、三千盛(熱燗)2合
呉春(常温)1合
八海山(常温)1合。
最後に赤だし。
2人で13000円。
いやあ、満足満足。★★★★★
結局食べ終わったのは、8時半。
近いうちに、また来たいもんだ。

投稿者 fujimoto : 13:21 | コメント (0)

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2012年3月29日

小澤 征爾 / 村上 春樹 「小澤征爾さんと、音楽について話をする」読了

小澤 征爾 / 村上 春樹 「小澤征爾さんと、音楽について話をする」(新潮社)読了。
クラシック音楽といえば、モーツァルトだけしか聴かなかったが、
退院後、図書館でCDを借り、
ベートーベン、ブラームス、マーラーなども聴くようになった。
この本でも、ベートーベンのピアノ協奏曲3番、
ブラームスのピアノ協奏曲1番、マーラーについてなど、
「ふーん」「へえぇ」といった内容に溢れていて
とても面白かったが、
なにより感心したのは、
小澤さんと村上さんが、音楽について、
互いに認め合いながら、真摯に、深く、しかも楽しく
語り合っている。
小澤さんも凄いけれど、村上さんも凄い。★★★★

投稿者 fujimoto : 16:09 | コメント (0)

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2012年3月20日

水上勉『「般若心経」を読む』読了

水上勉『「般若心経」を読む』(ビジネス社)読了。
9歳のときに、禅寺の小僧として、
まず覚えた(口承)のが「般若心経」だったらしい。
人間はなぜ瑣事に悩み、色に惑うのか。
一筋の光明を求め、「心経」を一休和尚に問い、正眼国師に質す。

「般若心経」では一切が空であるという。
水上氏は、自らを凡庸の人として、
菩薩に叱られるかもしれないが、
『「般若心経」の教えを、
そのまま得心できない、自分がいる』
と正直に語っている。
水上さんらしい。★★★
しかし、心筋梗塞でで倒れた後の
暮らしぶりを他のエッセイなどでで見ると、
悶えながらも(障害を持て生まれた
娘さんのことが大きいようだ)
さまざまな欲を捨て、
ある境地に達しているかにみえる。

娘さんのあとがきを読んで、
「やっぱりそうなんだ」と思った。

投稿者 fujimoto : 22:53 | コメント (0)

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天王寺 美術館/「明治屋」

3月20日(祝)
今日は、関西水彩展で、
天王寺の大阪市立美術館に行く。
その前に、前日O病院で、診断を受け(特に問題なし)、
支払いを済ませたのに、
薬を受け取るのを全く失念。
夜になって気がついた。
こんなことが頻繁にある。
老化と副作用の相乗効果なのだと思うが、
自分でも唖然とすることが多い。

というわけで、病院経由、天王寺へ。
このところ毎年行っている、関西水彩展。
今年は、すべて、100号近い大きな作品が並んでいる。
やっぱり、大きな絵は力がある。
声をかけるつもりはなかったが、
出品している上田素久氏と会場で出会い、
しばし歓談。

美術館を出て、さあどうするか、
せっかく天王寺に来たのだから、
前から寄りたかった居酒屋「明治屋」に。
新しいビルに移転したが、
できるだけ以前のままに移築したらしい。

まだ2時半くらいなのに、店内はほぼ満員。
カウンターに座り、日本酒常温1合、
キズシ、シューマイ、焼き鳥を注文。
1620円。
キズシは美味しかったが、
シューマイ、焼き鳥はごくごく普通。
まあこんなもんかで、★★★。
店の雰囲気、店員の接客は、GOOD。
でも、天王寺は、私は魅力的な街だと思う。

投稿者 fujimoto : 22:22 | コメント (0)

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2012年3月16日

池田清彦/養老孟司「ほんとうの復興」読了。

池田清彦/養老孟司「ほんとうの復興」(新潮社)読了。
東北大震災、福島原発事故を受けて、
今後、日本は、日本人は
どう考えていくべきかについての対談。
池田さんは生物学者、養老さんは解剖学者、
虫大好きな二人の視点はユニーク。
視点のスパンも、グンと長くなる場合も。
二人とも、エネルギー問題が重要と考えており、
最後のエネルギーの現状についての解説は、
大変参考になった。★★★

投稿者 fujimoto : 12:35 | コメント (0)

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2012年3月15日

京都へ

3月15日(木)
来年の春には、娘や息子とグッバイして、
家人と2人で、京都で暮らす予定。
住むならやっぱり左京区。
おまけに「賃貸はいや。狭くても中古マンションを」とのこと。
ということで、気が早いが、一度下見に出かけることに。
わが家出発、11時半。
神宮丸太町1時到着。
不動産屋の営業マンと待ち合わせが2時なので、
「京のつくね屋」で昼食。
鴨南蕎麦と親子丼、分けて食べる。
ネットでの口コミでは、結構評価高かったが、
値段か高い割にさほどでもなかった。
営業マンの車で、聖護院1LDK、
一乗寺2LDK、1LDKを下見。
うーん、なるほど、なるほど。
営業マンと別れ、
叡電「一乗寺」まで歩き、「修学院」へ。
街並みとしては、「修学院」がお気に入りの様子。
駅近くの不動産屋に飛び込んだが、
今は、一戸建てか、3LDKしかないとのこと。
まあ、あせらず、
コストパフォーマンスのいい物件をさがそう。
叡電で、「出町柳」へ。
今出川・寺町上がるの漬物屋で、柴漬け、小茄子漬を購入。
三条大橋横の煎餅屋で、煎餅を購入など、時間をつぶして、
三条木屋町上がる「めなみ」に。
実は、本日のホントの目的はこちら。ハハハ。
熱燗2合。刺身盛り合わせ、白魚となんかの揚げ物、
焼き野菜のマリネ、
「蕪蒸しは、冬のもので、メニューはもう春」とのこと。
残念だが、仕方ない。蓮根まんじゅう(蒸し物)に。
まあ、とにかく、久しぶりなので、「うーん、イイネ」。
帰りに志津屋の「カルネ」を購入して、わが家へ。
寒くて、ちょっと疲れたけど、
「京都は、やっぱりイイネ!」

投稿者 fujimoto : 21:52 | コメント (0)

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2012年3月14日

米原万里「打ちのめされるようなすごい本』飛ばし読み。

米原万里「打ちのめされるようなすごい本」(文芸春秋)。
佐藤優さんのおススメ。
前半は読書日記、後半は書評集。
タイトルはすごいけど、
読書日記一編のタイトル。
そりゃあ、これだけの本が
みんな「打ちのめされるようなすごい本」だったら、
即死マチガイなし。
結構分量が多いので、
興味のある本の分だけ読む。飛ばし読み。
ただ、読書日記の最終の、
「癌治療本を我が身を以って検証」1・2・3は、
食いつくように読んだ。。★★★

著者は卵巣癌で、
手術後の抗癌剤の副作用があまりにきついので、
抗癌剤を拒否、セカンドオピニオンを依頼するも拒否され、
主治医と決別。
以後、三大治療以外の治療について、
数多くの書を読み、信頼できそうな治療法にチャレンジ、
あまりに鋭い突っ込みに、
「治療費返却するので、今後の治療は拒否」といったことも・・・
徹底的に核心に迫る米原さんらしい。
さまざまなチャレンジを繰り返したが、
残念ながら数年前に亡くなった。

本文で、米原さんが、
「読みたい本がいっぱいいあるので、
長生きしなければ...」とあったが、ホント同感。
この本でも、読みたい本が数冊あり、
ノートにチェックしておいた。

投稿者 fujimoto : 10:43 | コメント (0)

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2012年3月12日

吉本隆明「カール・マルクス」読了

吉本隆明「カール・マルクス」(光文社文庫)読了。
文章のほとんどは、1964年に書かれている。
私は、1970年前後、大学生だった。
当時、「吉本隆明を読まずして、語ることなかれ」
といった空気が濃厚で、
カントリーボーイだった私も、数冊読んだ。
吉本さんは、いわゆるマルクス主義者を
コテンパンに貶していたのを覚えているが、
何を批判しているのか、よくわからなかった。
今回、マルクス関連の本を事前に2冊読んでいたこともあり、
かなり理解できたように思う。★★★★
マルクスもすごいけれど、
半世紀近く前に、この本を書き、
いまも揺るがずにいる吉本隆明も
大したもんだと思う。

投稿者 fujimoto : 10:56 | コメント (0)

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「夢半」にて

2月16日(金)
役員会議を終えた後、
取締役で会食。
元会長にも声をかけ、
5人で、事務所近くの
小料理屋「夢半」へ。
久しぶりだ。
店長は、10数年ぶりなのに、
覚えてくれていた。
コースではなく単品を注文。
もう何でも食べられる。(少しだけど)
美味しい。うれしい。
メンバーの話も相変わらず楽しく、
調子に乗って、お酒も2合近く飲んだ。
飲みすぎたかと心配したが、
大丈夫だった。
8時頃、散会。

投稿者 fujimoto : 10:41 | コメント (0)

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2012年3月10日

佐藤優「野蛮人の図書室」読了

佐藤優「野蛮人の図書室」(講談社)読了。

第1章 人生を豊かにする書棚
第2章 日本という国がわかる書棚
第3章 世界情勢がわかる書棚
第4章 頭脳を鍛える談話室

テーマごとに、そのテーマを理解するために
2冊の書籍を取り上げ、書評を加えている。
★★★★
読んでみようと思える本が数冊あった。

投稿者 fujimoto : 15:27 | コメント (0)

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有馬温泉

3月7日(水)
大学時代の友人7人(夫婦3組+1女)
有馬温泉「兵衛向陽閣」で一泊。
千里中央で、上等のワインと焼酎を買い、
桃山台から、阪急高速バス。
3時集合。
派遣会社経営のkクンは仕事で少し遅れる。
(その他は、時間的に自由の身)
3時半、チェックイン。
食事ビュッフェスタイル、7人1部屋の最安プラン。
1部屋といっても、2部屋に分かれており、
その間にリビングがあり、私たちには最適。
当然、女子たちが広いほうの部屋を使用。
温泉に入り、6時半食事。
コースだと食べきれないし、
ビュッフェスタイルだと、好きなものを少しずつとれる。
美味しい。
ゆっくりおしゃべりしながら時間をかけて食べる。
7人中3人が、カラオケやったことがなく
「一度、やりたい!」とのことなので、ホテルに聞くと、
カラオケスナックがあり、予約入っていないので、
貸切できる。価格も安いので、8時からスタート。
あの頃ソング(フォークソングからビートルズまで)
で一気に盛り上がり、
カラオケ初体験のk女が、座を席巻する。
k女夫婦は、この4月に東京から北海道に移住するが、
すっかりはまり、家にカラオケセットを購入しそうな勢い。
きりがないので10時に切り上げ、
なでしこJAPANのサッカーを観戦しながら
ワイン、焼酎でおしゃべり。
試合が終わっても、おしゃべりは続き、
結局2時すぎに就寝。

3月8日(木)
私は、6人半起床。一人で温泉に入る。
7時半、朝食。美味しい。
仕事のKクンだけ、
スーツを着て早目に出かける(頑張れ!)
10時半チェックアウト、
みんなは、京都に行く予定だそうだが、私たちはパス。
楽しかったが、まあ2年に一度かな。
それより、北海道のO夫妻邸に
年内に行くことになりそうだ。

投稿者 fujimoto : 11:26 | コメント (0)

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2012年3月 1日

桃の花

雛祭りが、すぐなので、
小さな男女雛をリビングの棚に飾っていた。
「それだけだと、少し寂しいね」と言うので、
近くの花屋に行き、桃の花を購入。
一枝500円、「えっ、結構高いんだ」。
2枝購入。(小さな花器なので、そんなに飾れない)
女性店員が、「つぼみの枝をお勧めします、
今日中に咲きますよ」と教えてくれた。
早速、家人に言って、
リビングだけではなく、玄関にも飾ってもらう。
最近は、こうした花に目がいくようになってきた。
万博から帰ると、なるほど半分くらい咲いていて、
GOOD!
(写真添付すればいいのだが、方法忘れた)

投稿者 fujimoto : 22:37 | コメント (0)

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万博公園

3月1日(木)
モノレール「万博公園」駅、2時集合。
Mネットのメンバー5人。
万博公園に入場。
とりあえず「梅まつり」を
やっているので、梅林へ。
残念ながら、まだ早く全体の3割しか開花していない。
やっぱり今年は寒くて、遅れているのだ。
ゆっくり歩きながら、日本庭園へ。
なんだかんだ言って1時間半くらいは歩いた。
一杯やろうと、千里中央へ。
まだ4時半なので、「八角」は開店していず、
別の居酒屋へ。
6時半までおしゃべり。
喫茶店で、またおしゃべり。
7時過ぎ解散。
4月頭に、また歩こうということになった。
メンバーの配慮、感謝します。

投稿者 fujimoto : 22:24 | コメント (0)

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池上彰『高校生からわかる「資本論」』 読了

池上彰『高校生からわかる「資本論」』 (集英社)読了。
先に「若者よ、マルクスを読網』を
読んでいたこともあると思うが、
実にわかりやすかった。★★★★
池上さん、ポイントになる原文をピックアップし、
やさしく解説する。
池上さんに言わすと、
マルクスは、やたら持って回った言い方をすること、
ベースにユダヤ教、キリスト教があることなので、
理解しにくいが、
言っていることはそんなに難しくない。
資本主義が、息詰まりつつある現在、
マルクスの予測したカタチが、
日本で、世界で起こっている。
学ぶ価値がある。

投稿者 fujimoto : 10:43 | コメント (0)

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